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イノベーションに「見える化」.....

イノベーションに「見える化」が必要な理由

イノベーションーそのプロセスは人それぞれに違うもので、本来、その終着点も個人によって異なるものです。

また、そこに至るまでの過程は、より効率的で効果的なものへと常に進化させることができます。イノベーションがどのように進化していくのかを理解するには、イノベーターにとってなぜビジュアライゼーション(見える化)が重要なのかを理解することも重要です。

 視覚を活用した学習は非常に効率的

人は元より視覚的な学習者で、情報の視覚化は、知識を理解して保持するための最適な方法であると知られています。つまり、新しいアイデアを考えたりイノベーションを起こす方法を探索するときに、視覚の情報を上手に活用すれば、プロセスを効率化できるということになります。

人は視覚的なフォーマットで提示されると、大量かつ新しい情報を理解することができます。そのため、新しいアイデアを理解したり、生み出すことが非常に容易になるのです。このことは、新しいアイデアを提案する際に、より多くの選択肢をブレーンストーミングすることができ、人々の理解度に注意を払う必要がないことを意味します。

人は言葉で説明された概念やアイデアを理解しようとする場合、まずその言葉を使って頭の中のイメージを膨らませます。このとき、説明に視覚的な要素を取り入れることで、そのアイデアがどのように見えるか、既存の他のコンセプトとどのように関連しているかを、すぐに理解することができるのです。これによって人々の概念に対する理解度が飛躍的に向上するのです。したがって、迅速なイノベーションを実現するためには見逃せない要素となります。人間は本質的に視覚的な学習者であるということがご理解いただけたところで、なぜイノベーションに見える化が重要なのかを見ていきましょう。

イノベーションに「見える化」が必要な理由

企業が新しいアイデアを生み出し、そして成長し続けるためにはイノベーションが不可欠です。しかし、企業の規模が一定以上になると、イノベーションはより困難になります。考慮すべきことが多すぎるために、新しいアイデアや思考プロセスの革新を優先するのが難しいのかもしれません。

この段階に陥っている企業は多く、新しいアイデアを成長させ、それを継続するのではなく、機械的にリスクを排除して実行するだけになってしまうのです。これが必ずしも悪いことだとは言いきれませんが、イノベーションを非常に難しいものにしてしまいます。

このようなビジネスモデルは、イノベーションを困難にするだけでなく、ワークフローの革新に不慣れなために、ビジネス全体として新しいアイデアを革新することが非常に困難になってしまいます。企業が新しいアイデアを生み出すときに頼りになるような、正式なイノベーションのプロセスというものは存在しませんし、そのために必要なインセンティブもありません。

このような企業が必要としているのは、新しいアイデアについてコンセンサスを形成し、既存のビジネスモデルの中で議論することができるプラットフォームです。

そこで弊社イノベーションプラットフォーム、Ideascaleの出番です。

Ideascaleは、企業がアイデアの速度を高めたり、その変化によって生じた失敗を受け入れるためのプラットフォームをご提供いたします。これこそが、イノベーションのプロセスをスタートし、良いアイデアを生み出すために必要なことなのです。一方で、Ideascaleのようなプラットフォームがなければ、その実現は困難なものとなってしまうでしょう。

大きな企業は、イノベーションの混沌とした状態を、意味あるものにすることを苦手としています。経営の運営に合わないのです。だからこそ、アイディアのために用意されたプラットフォームが必要なのです。Ideascaleは、大量の実験やフィードバックを構築するお手伝いをいたします。これは企業が必要としているイノベーションのエンゲージメント(関与)と分析という2つの側面を指します。

そして、新しいアイデアを確立する際には、もう1つの側面が重要になってきます。イノベーションの第3の柱は「見える化」です。アイデアを出し、それを具体化する−ビジュアルエイドを取り入れて、ブレインストーミングの速度をさらに上げる−イノベーションにとって見える化は非常に重要です。なぜなら、革新的なプロセスの核心や本質を捉え、それを加速させたり、あるいは破壊できるからです。それについて、説明いたします。

先に述べたように、人は視覚的な学習者です。情報を視覚的に理解しやすい形で表現したときに、最もよく理解できるものです。視覚的な表示によって新しいアイデアをより早く取り入れ、少ない説明で済むことで、イノベーションの速度が上がる、ということです。

視覚的な学習は、概念を理解するスピードを速めるだけでなく、理解がより簡単になります。情報を視覚的に伝えることで、新しいアイデアの基本的な考え方を直接伝えることができるので、誤解を防ぐことができます。新しいアイデアについてそれが何であるか、どのように機能するかを、紙で読むよりも視覚的に見るほうがはるかに深い理解を得ることができるのです。

イノベーションのプロセスにおいて見える化が重要な理由の3つ目は、誰もが持っている創造性を促進することです。人は視覚的な学習者ですので、視覚的な要素を用いることで、自分の持つ考えや創造性をより効果的に表現することができます。複雑なアイデアを説明するときに、手振りや簡単な図を使う人がいるのはそのためです。

ちょっと小さな図を描くだけでも、文章で説明するよりもアイデアの関連性や範囲を理解してもらうことができます。これは、ビジュアライゼーションツールを使うと、複雑で詳細なアイデアを具体化できるようになることを証明しています。これは、文字や文章ではとても難しいことです。創造性を高めるためには、視覚に訴えるようなブレーンストーミングを促進する必要があります。

オンラインホワイトボードがイノベーションに与える効果

イノベーションに見える化ツールが必要な理由がお分かりいただけたら、次はオンライン・ブレインストーミングの最高峰であるオンラインホワイトボードについて説明しましょう。オンラインホワイトボードは、アイデアの見える化によってイノベーションの可能性を引き出す要です。チームどこからでも繋がり、新しいアイデアを生み出すための機能を提供します。ここでは、オンラインホワイトボードが革新的なアップサイドを提供できる理由をご紹介します。

妥協のないコラボレーション

オンラインホワイトボードは、バーチャルなワークショップ、体系化されたコラボレーションセッション、自由なブレインストーミングなどを行うことができます。これらのセッションには、イノベーションフォーラムが含まれており、ユニークな共有スペースで人々が自分のアイデアを表現する機会を提供することができます。

オンラインホワイトボードは、チームで行う様々な活動の核に対して、チームがコラボレーションできる能力を提供します。コラボレーションは、オンラインよりも対面の方が難しいのは明らかですが、複数の人を共通のインターフェースに集めることができれば、イノベーションを起こす際にとても助けになります。

他の多くのことと同様に、イノベーションは、みんなの知恵を結集することでより効果的になります。お互いに協力し合い、視覚的にコラボレーションすることで、全員がチームの方向性をよりよく理解し、その場で新しいアイデアを生み出すことができるのです。このように、視覚的にも言語的にもリアルタイムでコミュニケーションができるので、オンラインホワイトボードを使ってチームでコラボレーションすれば、イノベーションの効率を格段に向上させることができます。

安定したアクセス性

オンラインホワイトボードの最大の利点は、デジタル化されているため、時間や場所を問わずにアクセスできることです。これには2つの重要な意味があります。まず、どこからでもイノベーションボードにアクセスできることで、これまで参加できなかった専門家や外部の人間がイノベーションセッションに参加できるようになります。これにより、一つのコンセプトに対して貢献できるアイデアのネットワークが広がり、アイデアをより良い情報にすることができます。

次に、より重要な点としてイノベーションボードの記録を永続的に残しておけば、そこにいつでもアクセスできるので、急にひらめいたアイデアをすぐに追加することができます。誰もが同意することだと思いますが、最高のアイデアは、仕事場のデスクに座っているときには思いつかないものです。最も刺激的なアイデアは、手の甲やレストランのナプキンに書き込まれたものです。これは、いつでも革新的なアイデアを生み出すことができるようにするための原則です。

指先にボードがあれば、もう手にアイデアを書く必要はありません。ボードに追加するだけで、すぐにチームと共有できるのです。

アイデアを形にできる

イノベーションに関して多くの企業が苦労しているのは、良いアイデアを採用してそれを実行し、最後までやり遂げることではないでしょうか。これは、オンラインホワイトボードを使うことの利点のひとつです。

オンラインのホワイトボードでは、アイデアを作成して構造化し、ジャーニーマップで実現可能かを検証して長所と短所を分析します。さらに、タスクを実行するための責任者を割り当てることもできます。これらのことが同じツールで実現できるので、アイデアを完成するまで見届けることができます。

たとえボード上でアイデアが完全に実現しなくても、その時のステップを利用してトラックバックし、再度アイデアについて考え、プロセスを前に進めたりやり直すことができるのです。

同じツールでアイデアを完成まで見届けられることは、イノベーターにとって非常に便利であり、革新的なプロセスに現実感を与えてくれます。このことはイノベータにとって大きな心の支えになるものです。

さいごに

イノベーションとは常にテクノロジーの最先端を追求する分野です。次のステップとして、アイデアやコンセプトを見える化に有効である、オンラインホワイトボードを導入することをご説明いたしました。この記事をご覧になった方は、Fresco社をぜひご覧いただきホワイトボードがどのようにチームのイノベーションを促進するかについてチェックしてみてください。